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目標とは?目的との違いや具体例・達成するためのコツを解説

2024.04.25

 

何事もチャレンジする際は、目的を理解して目標を立てることが大切です。目的は最終的なゴールを指し、目標は目的を達成するための指標を指します。目標と目的は、それぞれ異なる意味合いを持っているのを理解しておくことがポイントです。

本記事では、目標の重要性や植樹別の目標の具体例をご紹介します。そのほか、目標を達成するためのコツを紹介するので、達成したい目標がある方はぜひ参考にしてください。

目標とは

目標は、最終的なゴールを達成するための指標です。ゴールと合わせて目標を設定することで、具体的にどのような行動を取るべきか、ゴールを達成するまでにどれくらいの期間が必要なのか、などのポイントが明確になるでしょう。

たとえば、新たな事業を成功させることをゴールとする場合は、何において事業成功といえるのかを考える必要があります。具体的には、売り上げを昨年の2倍にする、顧客満足度を95%以上に上げる、などが目標として挙げられる例です。

しかし、はじめから無茶な目標を設定せずに現状を理解して、適切な目標を立てることがポイントです。適切な目標設定により、社員のモチベーションアップなどさまざまなメリットにつながるでしょう。

目的との違い

目的は、最終的に達成したいゴールを指します。具体的にどの程度のことを成し遂げたいか設定する目標とは異なり、事業を成功させる、売り上げを上げる、などの大まかなゴールであると認識するとよいでしょう。

目標を立てる際は、まず目的を明確にしてから設定することがポイントです。目的は、将来的なビジョンともいえ、すでに設定されているケースが多いでしょう。

目標の重要性

さまざまな場面で立てる目標ですが、なぜ目標を立てる必要があるのかを理解することが重要です。ここでは、目標を立てる重要性を5つ紹介します。

1.方向性を明確にするため

目標を設定すると、目的を達成するための方向性が明確になり、現時点で行うべきステップを可視化できます。目的のみを設定するよりも、淡々と作業をこなすという状態を避けられ、一つひとつのステップの意味を理解しやすくなるでしょう。

2.経営戦略を策定するため

目標設定は経営の戦略を立てるうえで、よりよい結果を出すための案を検討する基盤となります。具体性のある目標の場合は、目標を達成するために何をすべきか、どのような戦略を実行すべきか、などがスムーズに考えられる点がメリットです。

経営戦略を立てる際は、過去のデータなどの数値にもとづいて策定することで、効率的に目標を達成できる可能性があります。信ぴょう性のあるデータにもとづいて戦略を立てると、適切な戦略であるかを何度も検証する手間も省け、スムーズな目標達成につながるでしょう。

3.パフォーマンスを測定するため

目標を設定すると、ビジネスのパフォーマンスを定量的に測定できるようになります。売り上げを10%向上させるのが目標の場合は、目標設定からどの程度売り上げが上がっているかを測定することで、実行している経営戦略が目標達成に反映されているかを確認できます。

目標から遠のいた場合でも、定期的にパフォーマンスを測定すると、いち早く別の戦略を実行することが可能です。しかし、目標達成に向かっているかを確認するだけではなく、現在実行している経営戦略が適切であるかを判断する材料にもなるでしょう。

4.効率性を向上させるため

目標が明確になると、達成するために今何をすべきか明確になります。目的のみを設定するよりも、社員一人ひとりが自主的に行動し、全体の効率性が向上する可能性が高まります。指示を待つ時間を省け、残業の削減など目標達成以外のメリットにもつながるでしょう。

また、業務を効率的に進める際は、PDSという一連のサイクルを回すことが重要です。PはPlan(計画)、DがDo(実行)、SがSee(検証)という意味です。計画を立てて実行し、成果やプロセスの検証をするという流れです。

PDSにおいてPの部分が目標設定に該当し、ただ実行するのではなく、検証することが重要です。PDSのサイクルを繰り返すことで、より業務の効率が上がったり、よりよいサービスの提供やものづくりにつながるでしょう。

5.モチベーションを高めるため

目標を設定すると、成果を可視化できるようになり、社員のモチベーション向上につながる可能性があります。目標を立てずに淡々と業務に取り組むよりも、小さな目標を達成するたびに喜びや達成感を味わえるでしょう。

社員一人ひとりのモチベーションの向上を課題に抱えている場合は、一人ひとりに合った適切な目標を立ててみることがおすすめです。目標を達成する喜びを味わうことで、モチベーションが維持され、次の目標を立てやすくなるでしょう。

目標の具体例|職種別

ビジネスを成功させるために目標を設定する場合は、どのような目標を立てるのかを職種別に確認することがポイントです。ここでは、職種別に目標の具体例を7つの項目に分けて紹介します。

営業

営業職は、新規顧客の獲得率やリピート率など、定量的な目標を設定しやすい点が特徴です。勤務年数が長ければ長いほど、営業を担当した顧客の人数も増えるため、今までのデータや傾向に合わせて適切な目標が設定できるでしょう。具体例は、以下のとおりです。

● 新規顧客の獲得率を前期比130%
● 既存顧客のリピート率を20%向上
● 月間営業件数を30件増加
● 成約率を15%向上
● 外国人向け商材の売り上げを15%向上

目標を立てる際に、具体的にどのような行動を起こして目標達成を実現するのかを明確にするとよいでしょう。たとえば、成約率を上げるために週に1回の頻度で上司を相手に練習したり、外国人向けの商材の売り上げを上げるために英会話に通ったりなどさまざまです。

また、営業職のなかには、営業をサポートする営業アシスタントもあります。営業アシスタントが立てる目標の例は、以下のとおりです。

● 営業担当がいなくても問い合わせ対応できるようになる
● フィードバック後の成約率を5%向上
● 営業リストへのピックアップを月10件実施
● 業務ミスを月20%減少

営業アシスタントの場合は、問い合わせ対応をスムーズに行うために、新商品の勉強会や説明会などに参加するなどができるでしょう。このように、目標を達成するために起こすべき行動を明確にすることがポイントです。

事務

事務職は、営業職と比べて定量的な目標を立てづらいです。営業職のように直接売り上げに貢献するような目標ではなく、業務の効率化を向上させるための目標を設定することが多いでしょう。目標の具体例は、以下のとおりです。

● ミスの件数を月2件以下にする
● 消耗費を前期比より10%削減
● 生産性を20%向上
● 業務を効率化するためのアイデアを月3件出し合う
● ファイルを作成する時間を25%削減

事務職の場合は、ミスの件数を減らすために、チェックリストの更新や活用がポイントとなるでしょう。また、業務の効率化を図るために毎月3つアイデアを出すルーティンを設けることで、社員の一人ひとりが業務効率化に対して意識を持つようになります。

マーケティング

マーケティング職は、自社で扱う商品やサービスの販売促進を図る職種です。営業職のように新規顧客の獲得につなげたり、事務職のように業務の効率化を目指して残業時間を減らしたりする目標を設定するケースが多いでしょう。目標の具体例は、以下のとおりです。

● 購入ページでの離脱率を20%減少
● 顧客へのアプローチ方法を毎月5つ考案
● 残業時間を10時間減少

マーケティング職の場合は、購入ページの離脱率を下げるために、ユーザーにアンケートを実施します。また、残業時間を減らすという目標を実現するために、チーム内での情報共有やフォローを心がけることもポイントです。

人事

人事職は、会社・組織内の人材を管理する職種です。事務職のように定量的な目標が立てづらく、ほかの部との関係性や生産性を向上させるための目標を設定するケースが多く見られます。人事職の目標の具体例は、以下のとおりです。

● 部の生産性を20%向上
● 配置転換のトラブルを5件以下にする
● キャリアコンサルタント資格を取得

人事職は、ほかの部との間でトラブルが起こる可能性が高いため、定期的に各部長にヒアリングを行うことがポイントとなります。適切な判断ができるように、キャリアコンサルタントの資格を取得することもおすすめです。

総務

総務職は、文書を管理したり、イベントを企画・運営したりと、さまざまな役割を担っている職種です。基本的に社員が働きやすい環境づくりを行っているため、総務部だけではなく、ほかの部のために目標を設定することが多く見られます。

そのため、ほかの部でも共通する目標を立てるケースがあります。総務職の目標の具体例は、以下のとおりです。

● 利用率の低い福利厚生を見直して費用を20%削減
● 残業時間を減らす施策を10件考案
● 業務の生産性を15%向上

福利厚生を見直す際は、現時点での利用状況を確認する必要があるでしょう。また、残業時間を減らす施策を考案する前に、各部の労働環境や状況をリサーチすることで、適切な施策を考案できる可能性が高まります。

経営企画

経営企画職は、自社商品やサービスの開発や販促計画などを行う職種です。経営企画職で開発された商品やサービスは、営業職が売るという流れが一般的なので、経営企画職と営業職は密接な関係にあるといえます。

経営企画職が立てる目標は、営業成績と連動したものが多く見られます。経営企画職の目標の具体例は、以下のとおりです。

● 経営会議の開催を2週間短縮
● 各部の達成率を20%向上
● 5つ以上のプロジェクト発案・通過

経営会議を短縮することを目標にする場合は、前期に分析した競合動向を参考にするとよいでしょう。発案したプロジェクトの通過率を上げるためには、セミナーなどに参加して経験や知識を身につけることがおすすめです。

技術系

技術職は、専門的な知識を活かして商品・サービスの開発や製造に関わったり、維持管理を担ったりする職種です。納期や品質管理などが関わる業務が多く、目標設定にも品質向上やクライアントからの評価ポイントなどが反映されることがあります。

● 特許出願数を5件増加
● 次回新商品の評価ポイントを15%向上
● 生産管理オペレーションの資格を取得

新商品の評価ポイントを上げたい場合は、競合商品やサービスを分析することが大切です。生産管理オペレーションなどの資格を取得することで、結果的に顧客からの信頼度が向上する可能性があります。

目標を達成するためのコツ

目標を立てる際は、達成するためのポイントを確認しておくことがおすすめです。ここでは、目標を達成するためのコツを5つ紹介します。

少し難しい目標を設定する

目標を設定する際は、簡単に達成できるものよりも、努力すれば達成できる少し難しいものがおすすめです。少し難しい目標を達成する経験をすれば、努力したことが結果に表れたことを実感でき、本人の自信にもつながります。

また、少し難しい目標を達成できたら、次に設定する目標もさらに難しいものにすると、徐々に成長できるでしょう。目標を達成するたびに、成長していると実感でき、モチベーション維持にもつながります。

フレームワークを活用する

目標を立てるときは、フレームワークを活用して、努力すれば達成できたり、適切な期間を設定したりすることがポイントです。ここでは、目標設定で活用できるフレームワークを2つ紹介します。

SMARTの法則

SMARTの法則は、数あるフレームワークのなかで定番で取り組みやすい方法です。SMARTは、SがSpecific(具体化)、MがMeasureable(測定可能)、AがAchievable(達成可能)、RがResult Oriented(最終目標に関連)、TがTime setting(期限設定)を意味します。

Specific(具体化)では、目標をより具体的にします。会社や組織の全体目標を掲げるとともに、具体性を重視しながらより詳細に示すことがポイントです。

具体的な目標を明確にするには、手段・期間・人的リソース・物的リソースなどにもとづいて考えていくとよいでしょう。たとえば、どのような手段を使うのか、どれくらいの期間をかけるのか、などのポイントを重視することが大切です。

Measureable(測定可能)では、目標達成のための活動結果が定量的に測定可能であるかを確認します。たとえば、売り上げ20%アップの目標を達成するために、顧客とのコンタクト数やそのうちの受注件数などを設定するとよいでしょう。

Achievable(達成可能)は、適切な目標を設定するための大切な工程です。簡単に達成できる目標よりも、正しいプロセスをこなせば実現できるものや、努力すれば達成できる可能性のあるものが好ましいでしょう。

Result Oriented(最終目標に関連)では、最終的な目標を達成するための目標であるかを確認します。Time setting(期限設定)では、どれくらいの期間で目標達成を目指すのかを明確にします。

ベーシック法

ベーシック法は、基礎的なフレームワークのひとつです。目標項目・達成基準・期限設定・達成計画の4つのステップで構成されており、それぞれの項目で具体的な目標を設定します。

目標項目は、何を達成したいのかを明確にし、項目別に目標の種類を整理します。具体的には、強化、改善・解消、維持・継続、開発の4つの種類に分けられており、達成基準や期限設定などでより詳細の目標を設定できるポイントとなるでしょう。

1.強化は、現状をよりよいものにするための目標のことです。たとえば、英語を話せる状態であれば、英語を使った事業をはじめたり、海外に支店を展開したりするなどが目標として挙げられます。

2.改善・解消は、課題や悩みを解決するための目標のことです。現在抱えている課題や悩みを明確にし、解決するためにはどのようなプロセスを踏むべきか考えていくことがポイントとなります。

3.維持・継続は、続けることに意味のあるものや、継続の難易度が高いものに関する目標のことです。たとえば、毎日1時間以上は資格を取得するために勉強するなど、毎日続ける必要のある目標を設定するとよいでしょう。

4.開発は、新たなものを生み出したり、はじめたりする目標のことです。未達成に終わる可能性が高い目標ですが、その分達成したときの成果は大きいものといえるでしょう。

進捗を定期的にチェックする

目標を達成するために順調に進んでいるか、進捗状況を定期的に確認することが大切です。万が一進捗状況が遅れていたとしても、その都度適切なアプローチを行え、進捗状況を取り戻せる可能性もあります。

すでに目標を達成している人を参考にする

目標を立てる際は、同じ目標を達成している方を参考にすることがポイントです。参考にすることで、達成するためのどのような行動を取ったのか、失敗しないために避けたほうがよい行動はあるかなどのポイントが確認できます。

社員のモチベーションを保つ工夫を施す

目標を達成するには、社員のモチベーションを保つことが重要です。たとえば、目標を達成した際の姿を想像したり、小さな目標を立てたりすると、社員一人ひとりが意欲的に業務に取り込める可能性が高まります。

また、社員のモチベーションを保つために、会社制服やユニフォームを導入することもおすすめです。社員でおそろいの制服を身につけることで、チームとして一致団結するという雰囲気づくりにもつながります。

こちらの記事では、ブランディング戦略について解説しています。種類や成功事例も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

まとめ

目標は、方向性を明確にしたり、社員のモチベーションを高めたりする効果が期待できます。目標を達成するためにすべきことが明確になれば、業務の効率化がアップし、結果的に残業時間の削減などにもつながるでしょう。

また、目標を達成するには、社員のモチベーションの維持・向上が大切です。進捗状況を定期的に確認したり、会社制服を導入して団結力を高めたりするとよいでしょう。

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