繊維ニュース　4/19発刊号に掲載されました。

【下記原文引用】

『カーシーカシマ　裁断くずのアップサイクル開始　ワークスタジオと協業で』

ユニフォーム製造卸のカーシーカシマ(栃木県佐野市)は、サステイナブル推進の一環として、自社工場から排出される裁断くずのアップサイクルプロジェクトを始めた。サステイナブル素材開発を手掛けるワークスタジオ(東京都新宿区)と協業する。「残布0・廃棄衣料0」のスローガンを掲げ、今春から取り組みを始めた。当面は、工場の製造工程で生じる裁断くずや端切れや廃棄衣料品を原料に圧縮成形した板で、衣料廃棄ロス問題への取り組みとしてワークスタジオが開発した。廃繊維90%と50%の2種類があり、使用する繊維により、色や風合いが異なる新たなアイテムとして再生する。カーシーカシマでは、今回のアップサイクルによりオフィス周りに配置するボードやアート作品として活用していく考え。今後、軌道に乗ってきた段階で、原料の対象を残布や廃棄衣料、回収したユニフォームなどに広げ、多様なアイテムとして再生していきたいとする。