カタログ請求、お問い合わせはこちら

介護服の正しい選び方は?適している服装とふさわしくない例

2023.12.20

介護の仕事をするときに着る介護服は、どのような服装を選べばよいのか判断に迷ってしまうという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、介護服を選ぶときに注意したいポイントと、介護服にふさわしくないとされる服装の特徴について解説しています。

さらに、介護現場で身につけるトップス・ボトムス・靴の選び方も紹介しているので、どんな服装が介護服に向いているのか、最後まで是非お読み下さい!

介護服の選び方ポイント

介護服を選ぶときに気をつけたいポイントは、利用者に安心感を与えること、仕事をするときに動きやすい服装であることです。

介護の仕事現場で着る服は、ユニフォームを職場から上下とも支給されるケースがあります。また、トップスだけ指定のポロシャツやTシャツなどの支給があって、ボトムスは私服のパンツを履くケースなど、さまざまなパターンがあります。

また、施設の種類によって働く人の服装に違いが見られます。たとえば、有料老人ホームの場合は、高級感を出すためにスタイリッシュなユニフォームを導入している施設が多いでしょう。

特別養護老人ホームは、介護度が高めの利用者が入居していて、仕事内容に身体介助が含まれるため、介助の動作を妨げないような服装が基本です。

デイサービスも利用者のお世話をしやすいように、動きやすい服装を指定されることが多いです。

働く職場によって細かな違いはありますが、ここでは介護職に共通した服装のポイントについて解説します。

動きやすい素材

介護服は、動きやすいことが第一に求められます。身体介護の際に体を動かすシーンが多いため、ストレッチ性のある素材のユニフォームを選びましょう。伸縮性のない素材だと腕や膝を動かしにくく、仕事に支障が出てしまいます。

また、介護服は着用したときのフィット感も大切です。サイズが小さいと見た目が悪いだけでなく、体の動きが妨げられて介助がしづらくなります。

一方で、服のサイズが大きすぎると裾や袖口が余ってしまい、引っかかったり踏んだりして危険です。介護服のサイズは、自分の体に合ったものを選択しましょう。

装飾が少ない

介護服は、装飾が少なめのデザインを選びましょう。装飾のついた服を着ている状態で利用者に接すると、思わぬ事故につながる可能性があります。

たとえば、服についているファスナーは、利用者の手などが挟まってしまう場合があります。フードのついた服は、フードが引っかかることによって転倒するケースがあるでしょう。

服のボタンは、利用者の髪が引っかかって絡んでしまう、床に落ちたボタンを利用者が誤飲してしまうといった危険性があります。

普段着としては問題がないデザインでも、介護の仕事では不慮の事故を起こしてしまう可能性があるため、気をつけましょう。

清潔感がある

介護現場で業務に従事する際は、利用者のお世話をするために接近することが多いので、衛生的でなおかつ清潔感がある服装を心がけましょう。

利用者だけでなく、利用者の家族と対面するシーンもあるため、好感を持ってもらえるような服装であることが大切です。

日ごろからユニフォームを洗濯することはもちろんですが、服のシワやシミ、色あせはだらしない印象を与えてしまうため、きちんと手入れをしましょう。洗濯してもシワになりにくい素材や、汚れがつきにくい素材の服を選ぶのもおすすめです。

介護服とあわせて、全身の身だしなみにも気を配りましょう。安全のために爪は短く切り、髪が長い場合はゴムでまとめます。メガネが汚れていたらきれいに拭きましょう。

機能的である

介護服は、機能性に優れたものがおすすめです。介護の仕事はハードで、頻繁に汗をかきます。そのため、通気性が高く吸汗性のある素材の服を着るとよいでしょう。

動き回って汗だくの状態で利用者の介助をすると、不快感を与えてしまうこともあるため、汗をかいてもすぐ乾く服を選ぶことが大切です。洗濯の面でも、乾きやすい素材の服は干した翌日すぐに使えるので便利でしょう。

介護服は着心地も大事です。肌触りのよい綿100%のウェアは静電気が起こりにくいというメリットがありますが、速乾性はなく、汗をかいたときに乾きにくいのがデメリットです。

ポリエステルなどの化学繊維はシワになりにくく縮みにくい、濡れても乾きやすいという利点があるため、介護にはポリエステルの素材を使用した服や、綿とポリエステルの混紡素材の服が向いているでしょう。

色や柄から選ぶ

介護の仕事をしている人を見かけたときに、明るい色合いのユニフォームを着ているのをよく目にするのではないでしょうか。

介護職がピンクや水色などを中心とした明るい色の服を着ているのは、利用者にリラックスして安心した気持ちで過ごしてもらうためです。

また、明るい色の服には顔色を健康的に見せる効果があります。ただし、ビビッドな原色のカラーよりは、パステルカラーなどのナチュラルな色合いの方がやさしい雰囲気を出せます。

介護服にふさわしくない服装

介護に関わる仕事をする人の身だしなみには、利用者に及ぼす影響が大きいことから、避けた方がよいといわれる服装があります。どのような服装が介護職にふさわしくないのか、4つの特徴を見ていきましょう。

露出が多い

肌の見える面積が多い服は、介護職には適していません。利用者が落ち着いて安心した気持ちで過ごせるよう、露出の多い服装は避けましょう。

トップスは胸元が開き過ぎていないデザインで、生地が透けないものを選びましょう。暑いからといってノースリーブの服を着るのもNGです。トップスの丈が短いとかがんだ際に背中側から下着が見えてしまうことがあるので、注意してください。

ボトムスは、足首まで隠れる長さのパンツを着用して、ハーフパンツや短パンは履かないようにしましょう。

上下のユニフォームを職場から支給される場合は、服を選ぶ必要がありませんが、ユニフォームの指定がとくにない職場では、私服を仕事着として着ることになります。

その場合は、自分の好みではなく、利用者が介護者の服装を見たときにどう思うかを考えて選びましょう。

不潔感がある

介護職は、利用者とかなり近い距離で接する仕事であるため、仕事中についた服の汚れをそのまま放っておいたり、傷んだ服を手入れせずに着たりしていると、相手に不快感を与えてしまいます。

不潔な印象を持たれないように、服の汚れはきちんと落とし、ほつれたり破れたりした服はメンテナンスをしましょう。

暗い印象の色

ダークトーンの服は落ち着いた印象を与えることもありますが、黒い服は喪服や死のイメージを連想させるため、介護の現場には向いていないとされています。上下とも暗い色の服で揃えるのは避けた方がよいでしょう。

黒っぽい服は汚れが目立ちにくい反面、服が汚れたことに気付きにくいという衛生面の問題もあるので、介護職の服装は明るめのトーンの色を選ぶのが原則です。

利用者を暗い気持ちにさせてしまわないように、ピンク・水色・ベージュなど安心感のあるやさしい色合いの服を着るようにしましょう。

派手なデザインや装飾

服の装飾によって、利用者にケガをさせてしまう危険性があることから、介護服はできるだけ装飾のついていないものを選択しましょう。

また、派手な柄や奇抜なプリントがついている服は、利用者を怖がらせたり、不快な思いをさせてしまったりする場合があります。派手なカラーの服も、高齢の利用者にはインパクトが強すぎるでしょう。

その一方で、アクセント程度にフリルやレースのついた服は、利用者に好感を持ってもらえることもあります。ワンポイントの装飾がOKかどうか、職場に確認してみましょう。

介護服におすすめの服

介護服にはカジュアルすぎず、なおかつ動きやすい服装が向いています。ここでは、介護の仕事をするときにおすすめのトップス・ボトムス・靴の特徴をそれぞれ解説します。

トップス

介護服に適しているのは、半袖のTシャツやポロシャツです。ポロシャツは襟がついていてきちんとした印象を与えるので、施設によってはTシャツではなく、ポロシャツを着用するように指定している施設が多いです。

介護施設では館内の空調が暖かく設定されているため、冬場も半袖のTシャツやポロシャツを着て、寒いときだけカーディガンなどの上着を羽織って調節します。

仕事中は汗をかきやすいので、通気性がよく着心地のよいトップスを選びましょう。

ボトムス

介護服のボトムスは、ストレッチ性のあるチノパンが適しています。チノパンは、カジュアルすぎずにきちんと感のある印象を与えられます。

GパンがOKの職場であれば、デニムのボトムスも着用できます。しかし、股上の浅いGパンだと、かがんだ際に下着や肌が見えてしまうため、股上深めのGパンを履くようにしましょう。

ジャージパンツは軽くて乾きやすく快適ですが、ラフすぎて部屋着のような印象を持たれてしまう場合があり、ジャージの着用をNGとしている施設もあります。

介護の仕事に適している靴は、スニーカーなどの運動靴です。施設内を移動するのにたくさん歩いたり、長時間の立ち仕事をしたりすると、足に負担がかかります。

介護の仕事で履く靴は、歩いたときに安定感があって、動き回っても疲れにくいものを選びましょう。

スニーカーには靴ひもで結ぶタイプのデザインが多いですが、靴ひもはほどけると踏んでしまったり、引っかかってしまうリスクがあり、介護現場には向かないとされています。

介護職が履くスニーカーは、マジックテープで留めるタイプなど、着脱のしやすいデザインがおすすめです。

靴の着脱が多い介護現場では、脱ぎ履きしやすいスリッポンやサンダルが重宝しますが、簡単に脱げてしまうため、安全面で不安があります。スリッポンやサンダルを履きたいのであれば、ベルトがついていて歩いても脱げにくいタイプのものを探しましょう。

こちらでは、ユニフォームの色が人に与える印象についてご紹介します。あわせてご覧ください。

まとめ

介護服を選ぶときは、利用者の安全を優先することに加えて、安心感のある服装を心がけましょう。さらに、働く人が快適に動けるような機能性を持った服であることも大切です。

カーシーカシマでは、介護現場で必要とされる機能をたっぷりつめ込んだユニフォームをご用意しています。

介護ブランド「HEART GREEN」では、ナチュラルで親しみやすく、介護する人にも、介護される人にもやさしいカーシーカシマの介護服を提案します!

カーシーカシマでは、お客様オリジナルのユニフォームの提案もできます。
企業として世界に1つだけのオリジナルユニフォームやロゴを入れたユニフォームなど、ご希望に寄り添ったご提案をさせていただきますので、お気軽にカーシーカシマにご相談ください。

 

 

前の記事へ

一覧にもどる

次の記事へ